電鉄魚津駅前-かつての中心市街地を歩く
電鉄富山駅から宇奈月温泉行きの普通列車で約40分。降り立ったホームは高架式で周囲のどの建物よりも高く感じられる。
駅舎はこじんまりとしているが、まだ新しい。階段を降りると、寂しい駅前が広がっていた。
電鉄魚津駅にはかつて、4階建てのデパートを併設する近代的な駅ビルが建っていた。1967年に完成した「電鉄魚津駅ステーションデパート」には喫茶店や服飾店も揃い、魚津の中心市街地の象徴であったようだ。
開業の約10年前には「魚津大火(1956年)」が発生しており、地元にとっては復興の起爆剤としての役割も期待されたのかもしれない。
しかし、高度経済成長期、モータリゼーションの進展や郊外商業店舗の開業により、徐々に寂れ、1998年には閉店。
以後、商店は閉鎖され、高架ホームと地上との接続の為、純粋に駅舎としての活用が図られてきた。それも2013年までで、ついに解体。現在の駅舎となったようだ。
賑わいの中心は現在の魚津駅に移った。
旧市街との呼び声も高い電鉄魚津駅周辺は、魚津城跡や埋没林博物館もある。寂れた街並みを求める人には楽しいかも知れない。
銀座商店街
新宿商店街脇の盛り場跡。
既に廃墟と化しており、不法侵入を厳禁とする看板が注意喚起をしていた。建物自体は、在りし日の繁栄を伺わせるに十分すぎる趣がある。
魚津埋没林博物館。
魚津には、埋没林と呼ばれる天然記念物がある。太古の昔、沿岸まで存在していた杉の原生林が海の底に沈んでしまった。1930年代に、魚津港開港工事で発掘が行われ、天然記念物として保護された。戦後には地方博覧会のサテライト会場となり、現在の博物館施設が設けられたそうだ。
水中保存は独特の存在感がある。
何時間も眺めたいものでもないし、特別みたいものでもない。まあ、見て悪いと言うものでもない。
魚津の海。
久しぶりに海を眺めた。少し曇り気味であるがいい海岸線だと思った。
道の駅も整備。
観光地料金であるが、新鮮な生牡蠣なども味わえる。
魚津駅前のバス乗り場
魚津市では市内主要箇所を結ぶバス路線が運行されている。大人200円(一律)
マスコットキャラが可愛い。
建築もおしゃれな「ありそドーム」
日本最古の「魚津水族館」
こじんまりかわい「ミラージュランド」
などなど....を結ぶ。
魚津駅前は、ホテルや歓楽街など、それなりに発展している。中心市街地、旧市街、漁港、それぞれに味わい深いまちでした!