経営学部のゼミ選び

こんばんわ。京産大4年のものです。今日は京都産業大学経営学部における「ゼミ選び」についてお話ししましょう。

 私がゼミを選んだのは…今をさかのぼること数年前。

 大学に進学して約5か月。すでに基礎セミナーを終え、外書セミナーの履修に入っていた時期でしたね。大学生活にも慣れ、キャンパスにも新鮮さを感じなくなってきたころでした。

 それまでの「基礎」と「外書」はいわゆる入門科目で、ゼミ(演習)のエッセンスを感じ取るオリエンテーションの機会といってもよいでしょう。学部側が指定した教員の下で、20名程度の同期生とともに1年間学びます。高校までは話を聞き、メモをとることが求められた講義がいよいよ先生や同期との対話・議論を通じた双方向的なものへと発展します。セミナーの面々でプレゼンや作業を行っていました。あまり内容があるものではありません。例えば、私の外書では、マーケティングの研究者(権威)が担当でしたけれども、キーワードに基づく調べ学習と発表が課題でしたね。概ね、その時の先生が魅力的であれば、基礎もしくは外書の先生のゼミを履修する人も多かったです。

ここからはゼミの選び方を少し話していきましょう。

・自分がいて「違和感の無い」ゼミへ行こう。

 そもそも、京都産業大学経営学部は「就職に強い」とされ、進学してくる学生は「とりあえず就職」と考える人が少なくありません。そういう方々はとりあえず「楽しければいい」とか「不快でない」集団の中にいて、幸せに大学生活を過ごすことが無難と言えます。特に今時の就活は「集団でのプロジェクトによる成果」など、集団で何かを形にする物語を持っているかで勝敗が分かれます。その場合は、例えば企業とコラボレーションして商品開発を行うなどといった具体的な成果を実現できるゼミに入ることがおすすめです。企業ウケも狙えるし、社会人基礎力も付きます。何より、仲間も面白い人が多いです。

・ゼミフェアでゼミの雰囲気を確認する。

 ゼミの雰囲気というのは実は結構大事です。大学2年次に選んだゼミで4年次まで過ごすわけですから、気の合う仲間でないとやってられません。そうしたとき、ある程度自分と同質な感じの層ならば気が楽ですよね。不思議なことにゼミの雰囲気は、人気ゼミほど毎年同じような感じです。活発で楽しそう。容姿端麗な人間が集まる人気ゼミに行けば、楽しい大学生活になる可能性は低くはないでしょう。

経営学部の人気ゼミ「御三家」・「御三卿」。

 江戸時代の幕藩体制下で、将軍家に次ぐ格式を持った家を「御三家」といい、その下には御三卿と呼ばれる体制がありました。この形に経営のゼミをなぞらえると…

 御三家は「伊吹(広告)、中井(中小企業経営)、橋本(会計)」

 御三卿は「河原(心理学)、具(サプライチェーン)、植木」(2016年ごろ)

以上かなあ…。ゼミというのは別に組織ではないので、指導教員の繁忙や思惑よって大きく活躍とフォロー度は変わります。研究者としての側面を持った先生方ですので、本業に注力するうちにあまり手をかけられないといった時期もあるようです。

 経営学部では1年次の12月までに一次志望のゼミの選考が行われます。選考が行われるゼミは、既定の定員をオーバーしたゼミであり、基本的には選考が行われるゼミは「人気ゼミ」と言えるでしょう。

ゼミを選ぶ時の注意は「噂」に惑わされないことです。

このブログも「噂」の発信源ではありますが、噂はあくまで情報の形骸に過ぎません。

実態は入ってみなければわかりません。また、ゼミの雰囲気はその年の学生が醸成するものです。不動の定数として「教員x」があったとしても、そこにかけられる「学生n」は全く異なる性質で入ってきて、化学反応を起こすものです。中には不活性になる場合もあるし、思いもよらぬ活性をおこす場合もあります。

京産大経営学部生がゼミで求められること。

 経営学部生の場合は「活発さ」が本当に重視されています。しかし、本来ゼミ=演習とは「学修と研究」を行う学究の場で、専門性を獲得するところです。ところが京産経営は研究よりもむしろ学内外を問わぬ活躍が求められていると思います。これは一体どうしてでしょう。その答えは、経営学部の学生の多くが民間企業に就職する事実にあると思います。このことは研究によって「専門性」を身に付けるより、むしろあらゆることができるゼネラリストとしての素質を磨かせることで、企業側にとって都合の良い人材としての評価が上がるからだといえます。そして、その評価は大変高いものがあるといえます。ただ、それは「瞬間最高風速」的な、すなわち、すぐに使える人材としての評価なのかもしれません。私大文系の宿命として、入社後は学歴を問わぬ苛烈な競争にさらされます。そんな時、低偏差値大学の学生には、最低限の業務維持機能を担えることが求められます。その際には、専門性よりも、まずは集団でPDCAが回せることをアピールする人が求められるわけです。この点から言っても、活発なゼミでの活躍が将来の有名企業への内定につながりやすいことは事実です。

 しかし、京産大経営学部にも「学びにきた」という学生は少なくありません。代表的なのは「公認会計士」「税理士」といった「士業志望の会計学科系」の学生です。彼らは経営学科系の学生とは毛色が違う人が多いです。まずは、頭がいい。そして、よく勉強します。彼らにとっての大学は、士業になるという夢をかなえるためにあります。そのため、就職さえできればいいといった人々とは一線を画した大学生活を送ります。会計学科系のゼミの中には、会計士試験合格に向けたサロン的な位置づけのところもあるので、会計士や税理士を目指す方々はそういったゼミを選ぶべきです。こう言っては何ですが、雑音漂う世界観を共有するのは遊びに行く時だけで結構です。学ぶ時は、同じ世界観を持った仲間と真剣に取り組むことで、気持ちの良い勉強ができます。

 最後に、ゼミ選びの際にはいろんな判断基準が発生します。その際には、是非とも自分の「未来像」というものを一度考え、そこに向かって進むうえで有効なゼミを選び取りましょう。同じある程度の専門性を定めれば、自分と同質の仲間が見つかって、よりよい学生生活になるとおもいます。謙虚に、まじめにやれば、どのようなゼミでも活躍することができるでしょう。ゼミとも楽しく、そして、全力で取り組んでくださいね。

では。